トイレットペーパーを買い占めしているのは、こんな人!?
【うずたま の科学】
コロナウイルスによる、マスク不足に続き最近は、トイレットペーパー不足が話題ですよね。今回はそんなトイレットペーパー不足の原因の一つである「買い占め」をしている人に共通しているかもしれない特徴について書いていきたいと思います。
トイレットペーパーの品切れはデマ!?
ご存知の方も多いと思いますが、トイレットペーパー不足という情報はデマで以下のサイトに書かれているように、供給量に問題はないとされています。
SNSで「マスクとトイレットペーパーが同じ原料で作られていて品切れになる」などの誤った情報をきっかけに、トイレットペーパーの買いだめが相次ぎ、業界団体や政府が「品切れになることはない」として、消費者に冷静な行動を呼びかける異常な事態となっています。
こうした中、トイレットペーパーのメーカー3Tolerance to ambiguous uncertainty predicts prosocial behavior9社でつくる業界団体「日本家庭紙工業会」は2日、改めて消費者に向けて買いだめを行わないよう文書で呼びかけました。
業界団体によりますと、現在、トイレットペーパーのおよそ98%が国内生産で、いずれの会社とも在庫はあり、供給量には「全く問題がない」ということです。
トイレットペーパー“品薄はデマ” も不安に歯止めかからず | NHKニュース より
買い占めしているのは、臆病な人??
2018年に発表された「Tolerance to ambiguous uncertainty predicts prosocial behavior」という論文で、 不確実なことを許容できる人は、協力的であることが示唆されました。つまり、リスクを受け入れられる人の方が、協力したり他人を信用するということがわかったのです。
これを今回のトイレットペーパーの買い占めでいうのであれば、臆病な人ほど自分を優先して買い占めをする傾向が高いと言えるかもしれません。勿論、断言はできませんが、他人のためではなく自分を優先する人はこのような性格の人が多いと考えられます。当たり前のようにも思いますが、面白い研究だと思います。
参考にした論文
https://www.nature.com/articles/s41467-018-04631-9.pdf